「これ、前にも言ったよな…」
ちゃんと説明したつもりなのに、また同じところでつまずいている。
「なんで伝わらないんだろう」
そう思うこと、ありませんか?
お疲れ様です。
現場の通訳士、まさやです。
今回は
私が現場を見るときに使っている5つの視点の一つ「教え方のズレ」についてお話しします。

【教え方のズレとは】
簡単に言うと
「伝えたつもり」と「伝わった内容」が違っている状態です。
例えば
監督は「この幹線の行先表示は、次の人が迷わないために必要だ」という考えで「表示を付けておいて」と伝えたとします。
監督としては、次からも同じように、必要な表示を付けてほしいという意味で言いました。
一方、作業する側は
「今回は、この場所に表示を付ければいい」と受け取っているかもしれません。
同じ言葉を聞いていても、伝えた側と受け取った側で、意味が違っています。
ここが
教え方がズレるポイントです。
【なぜ、起きるのか?】
では、なぜこのズレが起きるのでしょうか。
一つは
作業のやり方だけを伝えて、理由まで伝えていないからです。
例えば
「ここに表示を付けて」
「ここはこう直して」
「この順番でやって」と伝える。
その場では、作業は直ります。
でも
「なぜそうするのか」まで分からなければ、別の場所で同じような場面が起きたときに、自分で判断しにくくなります。
もう一つは
相手がどう理解したかを確認していないことです。
教える側は
「説明したから分かっただろう」と思っている。
でも
相手は別の意味で受け取っていることがあります。
つまり
作業のやり方は伝わっていても、その判断の理由までは伝わっていない。
ここに
教え方のズレがあります。
【何が問題になるのか?】
教え方がズレると、同じようなことを何度も教えることになります。
監督からすると
「前にも言ったのに」となります。
一方、作業する側からすると
「前回とは別の話だと思っていた」となることがあります。
すると
同じ確認や、同じ手直しが繰り返されます。
そして、監督は
「結局、自分が見ないといけない」となっていきます。
つまり、問題なのは、説明した回数ではありません。
「なぜそうするのか」という考え方まで、相手に伝わっているかどうかです。
【まとめ】
教え方のズレとは
「伝えたつもり」と「伝わった内容」が違っている状態です。
監督は
「次からも同じように判断してほしい」と思っている。
作業する側は
「今回言われたところを直せばいい」と受け取っている。
その違いがあると、同じことを、何度も教えることになります。
だから大切なのは
「前にも言ったよね」と人を責めることではありません。
まず
「何をするのか」だけではなく、「なぜそうするのか」まで伝わっているかを見ることです。
教え方のズレは、覚える力だけの問題ではなく、判断の理由まで伝わっているかどうかの違いから起きることがある。
まずは、そこを見るところから始めてみてください。
それが、任せても回る現場づくりの大切な一歩です。
⛑️保安全に⛑️
現場のズレは、大きく分けると次の5つです。
- 優先順位のズレ
- 確認のズレ
- 完成基準のズレ
- 教え方のズレ
- 任せ方のズレ
まずは、あなたの現場でどのズレが起きやすいのかを知ることが大切です。
現場のズレ5分類診断では、
今の現場で起きているズレの傾向を見える化できます。
感覚で悩むのではなく、
まずはズレの種類を知るところから始めてみてください。
