「終わりました」と報告を受けて確認に行ったら・・・
「いや、まだ終わってなじゃん!」
現場で、そんなことはありませんか?
お疲れ様です。
現場の通訳士、まさやです。
今回は
私が現場を見るときに使っている5つの視点の一つ「完成基準のズレ」についてお話しします。

【完成基準のズレとは】
簡単に言うと
「どこまでできれば、その作業は完了なのか」その基準が、人によって違っている状態です。
例えば
監督は「配線して、捕縛して、表示まで付けて完了」と考えている。
一方、作業する側は
「配線が終わったから完了」と考えている。
どちらも、同じ作業を見ています。
ただ
「どの状態を完成とするのか」その基準が違っています。
ここが
完成基準のズレるポイントです。
【なぜ、起きるのか?】
では、なぜこのズレが起きるのでしょうか。
一つは
「ここまでできれば完了」という状態が、具体的に伝わっていないからです。
例えば
「ここまでやっておいて」
「きれいに仕上げて」
「ちゃんと終わらせて」
こうした言葉は、人によって受け取り方が違います。
監督にとっての「ちゃんと」と、作業する側の「ちゃんと」が、同じとは限りません。
もう一つは
次の工程まで見えているかどうかの違いです。
監督は
「明日、別の人が結線に入る」ところまで考えている。
一方、作業する側は
「自分の配線作業が終わった」ところまでを見ている。
見ている範囲が違えば「終わった」の判断も変わります。
【何が問題になるのか?】
完成基準がそろっていないと
「終わりました」
「いや、まだ終わっていない」というやり取りが増えます。
すると
手直しが増える。
確認が増える。
次の作業に入れない。
そして監督は「結局、自分で見ないと任せられない」となっていきます。
つまり、問題なのは、作業をしたかどうかではありません。
「どこまでできれば完了なのか」という基準が、そろっていないことです。
【まとめ】
完成基準のズレとは
「どこまでできれば、その作業は完了なのか」その基準が、人によって違っている状態です。
監督は
「ここまでできて完了」と思っている。
作業する側は
「ここまでやれば終わり」と思っている。
その違いがあると、手直しや確認が増え、次の工程にも影響が出ます。
だから大切なのは「なんでやってないんだ」と人を責めることではありません。
まず
「どの状態になれば完了なのか」その基準が、現場でそろっているかを見ることです。
完成基準のズレは、技術だけの問題ではなく、完成と判断する基準の違いから起きることがある。
まずは、そこを見るところから始めてみてください。
それが、任せても回る現場づくりの大切な一歩です。
⛑️保安全に⛑️
現場のズレは、大きく分けると次の5つです。
- 優先順位のズレ
- 確認のズレ
- 完成基準のズレ
- 教え方のズレ
- 任せ方のズレ
まずは、あなたの現場でどのズレが起きやすいのかを知ることが大切です。
現場のズレ5分類診断では、
今の現場で起きているズレの傾向を見える化できます。
感覚で悩むのではなく、
まずはズレの種類を知るところから始めてみてください。
