任せ方のズレとは

「そこまでは任せたつもりじゃなかった」

反対に、任された側からすると

「どこまで自分で決めていいのか分からない」

現場では、そんなことがあります。

お疲れ様です。
現場の通訳士、まさやです。

今回は
私が現場を見るときに使っている5つの視点の一つ「任せ方のズレ」についてお話しします。

【任せ方のズレとは】

簡単に言うと

「どこまで自分で判断していいのか」その範囲が、人によって違っている状態です。

例えば
監督は「作業の進め方までは任せる」と考えている。

一方、リーダーは
「人の配置や予定変更まで任されている」と受け取っているかもしれません。

また、監督は
「そこは自分で決めていい」と思っていても

リーダーは
「勝手に決めたらまずいかもしれない」と考えて、毎回確認することもあります。

つまり
同じ「任せる」という言葉でも、どこまで任せているのかその範囲が違っています。

ここが
任せ方のズレるポイントです。

【なぜ、起きるのか?】

では、なぜこのズレが起きるのでしょうか。

一つは
「任せる」の範囲が、具体的になっていないからです。

例えば
「この現場、任せるよ」

「ここはお願いね」

「自分で考えて進めて」

こうした言葉だけでは、どこまで判断していいのか分かりません。

作業の順番までなのか。

人の配置までなのか。

予定変更までなのか。

他業者との調整までなのか。

人によって、受け取り方は変わります。

もう一つは
「どこから相談するのか」が決まっていないことです。

任せる側は
「大きな変更だけ相談してほしい」と思っている。

でも、任される側は
何を「大きな変更」と考えるのか分かりません。

その結果
任せた側と任された側で、判断の基準がズレてしまいます。

【何が問題になるのか?】

任せ方がズレると、二つのことが起きやすくなります。

一つは
任せすぎることです。

監督からすると
「そこは勝手に決めないでほしかった」となります。

もう一つは
任せなさすぎることです。

本当は自分で判断していいのに、細かいことまで、監督に確認するようになります。

すると
監督が判断する場面が増える

そして結局
「任せたのに、自分が全部見ている」という状態になります。

つまり、問題なのは、任せることそのものではありません。

「どこまで任せるのか」という範囲が、そろっていないことです。

【まとめ】

任せ方のズレとは
「どこまで自分で判断していいのか」その範囲が、人によって違っている状態です。

監督は
「ここまでは任せている」と思っている。

リーダーは
「ここまで任されている」と思っている。

その範囲が違えば
「そこは勝手に決めないで」となったり

反対に
「それくらい自分で決めてほしい」となったりします。

大切なのは

ただ「任せるよ」と伝えることではありません。

まず「ここまでは自分で判断していい」

そして「ここからは相談する」

その範囲が、そろっているかを見ることです。

任せ方のズレは、能力だけの問題ではなく、任せる範囲の違いから起きることがある。

まずは、そこを見るところから始めてみてください。

それが、任せても回る現場づくりの大切な一歩です。

⛑️保安全に⛑️


現場のズレは、大きく分けると次の5つです。

  • 優先順位のズレ
  • 確認のズレ
  • 完成基準のズレ
  • 教え方のズレ
  • 任せ方のズレ

まずは、あなたの現場でどのズレが起きやすいのかを知ることが大切です。

現場のズレ5分類診断では、
今の現場で起きているズレの傾向を見える化できます。

感覚で悩むのではなく、
まずはズレの種類を知るところから始めてみてください。

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