自分のタイプを知る理由

― 性格診断で終わらせないために ―

「エニアグラムって、結局は性格診断でしょ?」
そう思われがちですが、実はエニアグラムの本質はそこではありません。

エニアグラムが教えてくれるのは、
自分がどんな行動を取りやすいかではなく、
なぜその行動を取ってしまうのかという「内側の仕組み」です。

だからこそ、自分のタイプを知ることには、はっきりとした意味があります。


自分のタイプを知る最大の理由

「無意識の判断基準」に気づくため

私たちは日々、仕事でも人間関係でも、無数の判断をしています。
しかし、その多くは無意識です。

・なぜ、そこまで完璧にやろうとするのか
・なぜ、人に任せると不安になるのか
・なぜ、衝突を避けてしまうのか
・なぜ、結果や評価に強く反応するのか

エニアグラムでは、これらの背景にある
**タイプごとの「無意識の動機」**を扱います。

自分のタイプを知るとは、「自分が無意識に何を大切にして生きているか」を知ることなのです。


タイプを知らないままだと起きやすいこと

自分のタイプを知らないと、次のような状態に陥りやすくなります。

  • 自分のやり方が「正しい」と無自覚に思い込む
  • うまくいかない原因を、環境や他人のせいにしやすい
  • 同じ失敗や人間関係の摩擦を繰り返す
  • 頑張っているのに、なぜか空回りする

これは能力や努力の問題ではありません。
判断のクセに気づいていないだけなのです。


自分のタイプを知ると何が変わるのか

1. 感情に振り回されにくくなる

「また自分はこの反応をしているな」と、一歩引いて見られるようになります。
感情を抑え込むのではなく、扱えるようになる感覚です。

2. 人との違いを理解しやすくなる

「なぜ、あの人はそう考えるのか」が分かるようになります。
違いを正そうとするのではなく、活かそうとする視点が生まれます。

3. 自分の強みと弱点がセットで見えてくる

エニアグラムでは、強みと弱点は表裏一体です。
タイプを知ることで、「自分はどこで貢献でき、どこで無理をしやすいか」が明確になります。


エニアグラムは「変わるため」の道具

ここで大切なのは、タイプはラベルではないということです。

「自分はこのタイプだから仕方ない」
そのためにエニアグラムを使うのではありません。

エニアグラムは、無意識の自動運転から、意識的な選択へ戻るための地図です。

自分のタイプを知ることは、変わらないためではなく、必要なときに変われる自分になるための第一歩です。


まとめ:自分を知ることは、仕事を楽にすること

エニアグラムで自分のタイプを知る理由は、とてもシンプルです。

  • 自分の判断のクセを知るため
  • 同じ失敗を繰り返さないため
  • 人と協力しやすくなるため
  • 無理な頑張り方をやめるため

そして何より、自分を責めずに、成長できるようになるためです。

まずは「当たっているかどうか」ではなく、「なぜ自分は、こう動いてきたのか」という視点で読んでみてください。

そこから、エニアグラムは本当の意味で役に立ち始めます。

 

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