そもそもエニアグラムってどこから来たの?

 

最近よく聞くエニアグラム・・・
あの有名なグーグル、アップル、トヨタなどにも導入されたって聞いたけど・・・

そもそも、このエニアグラムってどこから来た話なの?

 

謎に包まれた起源

いきなりで申し訳ありませんが、はっきりとした出所は、わかっていません。

エニアグラムのルーツはとても古く、もともとは中東やギリシャの神秘主義、キリスト教の修道士たち、さらにはスーフィーと呼ばれるイスラム神秘主義の流れの中でも使われていたと言われています。

当時のエニアグラム図形は、「宇宙万物の本質を表す象徴」としていましたので、この段階では、まだ「性格タイプ論」ではありませんでした。

 

現代エニアグラムの生みの親たち

私たちが今知っている「9つの性格タイプ」というエニアグラムは、20世紀に入ってから形を整えていきました。

1910年~ ロシア出身の神秘思想家、ゲオルギイ・イヴァノヴィチ・グルジエフが、トルコ周辺でエニアグラムの図形と出会い、人生の意味を見つけるための「哲学」として広めました。

1950年~ ボリビア出身の哲学者、オスカー・イチャーソが、エニアグラムの図形と性格タイプのつながりを発見し、現在の基本形をもたらしました。

1970年~ チリ出身の精神科医、クラウディオ・ナランホは、イチャーソのセミナーでエニアグラムと出会い、さらに心理学的に発展させました。

 

そして現代へ

1980年~ 欧米から日本へ渡り、1989年に日本エニアグラム学会が設立されて、我々のもとへ伝わり、今ではビジネスや教育、カウンセリングの現場でも頻繁に使われるようになっています。

ちなみにエニアグラムの図形は、ギリシャ語で9を意味する「エニア」と、図を意味する「グラム」から来ています。