お疲れ様です。
🌳電気工事、現場代理人のマサヤです🌳
ブログのテーマは「人間関係の改善」です。
現場には、個性の強い方がたくさんいらっしゃいます。
それをまとめるのは本当にたいへんですね💦
しかし、「エニアグラム」という考え方を取り入れてからは、随分楽になりました。
これをうまく使えば改善につながると思い、ブログにしています。
今回のアドバイスは
エニアグラムで言われる「囚われ」についてです。
建築現場で働いていると、同じ状況でも人によって反応がまったく違うことに気づきませんか?
「なんであの人はそこまで細かく気にするんだろう」
「どうしてあの人はいつも人の顔色を見て動いているんだろう」
その背景には「エニアグラム」でいう 囚われ(とらわれ) が関わっています。
囚われとは?
囚われとは、一言でいえば
「無意識に繰り返してしまう思考や行動のクセ」 です。
エニアグラムでいう「囚われ(とらわれ)」は、実は大人になってから急にできたものではありません。
その多くは 幼少期の経験や環境 から生まれています。
幼少期に身につけた “生き残りのルール”
子どもの頃、私たちはまだ世界がどんな場所なのか分からず、「安心して生きるためにはどうしたらいいか?」を必死で探していました。
その中で、こんな思い込みをつくります。
- 「親に認めてもらうためには、ちゃんとした子でなければ・・・」
- 「みんなを助けないと、自分の居場所がなくなる」
- 「目立って結果を出せば、愛される」
こうした小さな決意が、のちに 囚われ となって私たちの行動パターンをつくっていきます。
タイプ別「囚われ」の特徴と現場での例
◆タイプ1:理想を求める人
囚われ:完璧さ
「図面どおりでなければ気が済まない」
→ 品質は守られるが、工程が遅れることも。
◆タイプ2:人を助けたい人
囚われ:人の役に立つこと
「困っている人を助けずにはいられない」
→ 仲間から信頼されるが、自分の作業が遅れがち。
◆タイプ3:成果を求める人
囚われ:成功・評価
「とにかく結果を出して評価されたい」
→ 工期短縮や効率化に強いが、周囲を急かしすぎることも。
◆タイプ4:特別でありたい人
囚われ:独自性
「自分らしいやり方にこだわりたい」
→ 独創的な仕上がりを見せるが、協調性を欠くことも。
◆タイプ5:知識を大事にする人
囚われ:理解と知識
「情報を集めないと動けない」
→ 調査や安全管理に強いが、決断が遅くなる場合も。
◆タイプ6:安心を求める人
囚われ:安全・信頼
「何度も確認しないと不安」
→ 危険回避に役立つが、過度な確認で時間を食う。
◆タイプ7:楽しみを探す人
囚われ:楽しさ・可能性
「次の面白いことを考えたい」
→ 現場を明るくするが、集中力が途切れやすい。
◆タイプ8:力強さを大事にする人
囚われ:力と支配
「弱みを見せたくない、主導権を握りたい」
→ リーダーシップを発揮するが、衝突を招くことも。
◆タイプ9:平和を守る人
囚われ:調和と安定
「争うくらいなら自分が我慢すればいい」
→ チームを和ませるが、意見が埋もれてしまう。
囚われを知るメリット
- 自己理解:「自分はどんな囚われを持っているか?」に気づけば、失敗が減る
- 他者理解:「あの人の頑固さは責任感の裏返しなんだ」が分かれば、声のかけ方を工夫できる
- チーム力の向上:互いの囚われを補い合うことで、現場が円滑に進む
まとめ
囚われは、「無意識にとってしまう行動」で、自分で気づきにくいものです。言い方を変えれば、「その人らしさを形作る大切なエネルギー」です。
ただし囚われに偏りすぎると、現場の人間関係や仕事の進み方に影響が出ます。
エニアグラムを学ぶことで、自分・仲間の囚われを理解し、「強みとして活かす」「行きすぎを支える」ことができれば、チームワークはぐっと良くなります。
保安全に・・・